「片付けなきゃ…でも、やる気が出ない」「いつも部屋が散らかってしまう」。
そんな悩みを抱えている一人暮らしの方、多いのではないでしょうか？
家族と暮らしていれば誰かが注意してくれたり、一緒に片付けたりすることもありますが、一人暮らしだと全てを自分で管理しなくてはいけません。
特に仕事や学業で毎日忙しくしていると、つい「あとでやろう」が積み重なり、気づけば部屋がごちゃごちゃに…。
でも安心してください。片付けが苦手でも、ズボラでも大丈夫！
この記事では、「整理整頓が苦手」「収納がうまくいかない」と悩む一人暮らしの方に向けて、片付けを無理なく習慣化できる具体的なコツをご紹介します。
「ズボラだけど、ちゃんと整った空間で暮らしたい」
そんなあなたのために、今日からすぐに始められる工夫や便利アイテム、片付けマインドの整え方まで丁寧に解説します。
なぜ片付けられない？一人暮らしでよくある3つの原因
一人暮らしだと誰にも迷惑をかけないし、自分のペースで過ごせるからこそ、片付けが後回しになってしまいがち。
でもその「ちょっとした油断」が積み重なると、気づけば部屋中がごちゃごちゃに…。
まずは、なぜ片付けられないのか、よくある原因を知ることから始めましょう。
原因がわかれば、自分に合った対策も見つけやすくなります。
家族がいないから誰にも注意されない
一人暮らしの最大の特徴は「自由」であること。
好きな時間に食べ、好きな場所で寝ることができる反面、誰にも注意されないため片付けもつい後回しになりがちです。
この「自由さ」は快適でもありますが、散らかりやすさにも直結しています。
「今日ぐらい、まあいいか」と思った瞬間から、片付けのモチベーションは下がり続けてしまいます。
誰かの目がない環境では、自分で自分に優しくも厳しくもなれる、ということを意識してみましょう。
収納スペースが少ない・使いづらい
ワンルームや1Kといった一人暮らし向けの物件は、収納スペースが限られている場合が多いです。
クローゼットが小さい、キッチン周りに収納棚がないなど、「しまう場所がない」ことが片付けのハードルを高くしてしまいます。
本来は片付け＝収納なのですが、「収納できない＝片付けられない」状態が続いてしまうと、やる気も下がってしまいます。
「あとでやる」が習慣化している
「洗い物、あとで…」「洗濯物、明日でいいか」。
忙しい日々の中でよくあることですが、この“あとで”が重なると、気づいたときには部屋がごちゃごちゃに。
特に、日常の中で何度も繰り返される小さな後回しは、積み重なると大きなストレスになります。
“今できることは今やる”を意識するだけでも、部屋の状態は少しずつ変わっていきます。
片付けが苦手でも大丈夫！まずやるべきこと
「片付けたい気持ちはあるけど、どこから始めていいかわからない…」
そんなあなたにこそ試してほしい最初のステップがあります。
実は、いきなり収納グッズを買ったり、掃除を始めたりするよりも先にやるべきことがあるんです。
ここでは、片付けが苦手でも挫折しにくい、最初の“土台作り”をご紹介します。
モノの量を見直す
片付けの第一歩は、「今の自分に本当に必要なもの」を見直すこと。
モノが多いと、それだけで部屋は散らかりやすくなります。
特に一人暮らしでは、収納スペースに限りがあるため、持ちすぎは片付けの敵に。
使っていない服や、なんとなく取ってある空き箱など、1年以上使っていないものは手放すサインです。
自分の生活パターンを観察する
自分がどこに何を置いて、どんな動きをしているのかを観察してみましょう。
たとえば「バッグはいつもソファに置きっぱなし」「鍵は机に置きがち」など、無意識の動きに注目することで、片付けやすい導線が見えてきます。
その上で、自然に戻せる位置に収納場所を設定すると、片付けのストレスがぐんと減ります。
無理に完璧を目指さない
「完璧にやらないと意味がない」と思い込むと、片付けは一気にハードルが上がります。
最初からきっちり片付けようとするのではなく、「今日はこの引き出しだけ」「とりあえず床だけ見えるようにしよう」など、小さなステップでOK。
完璧を目指すより、“続けられること”を目指すのが、片付け成功のカギです。
ズボラでも続く！片付けを習慣化する5つのコツ
「せっかく片付けたのに、すぐ散らかってしまう…」そんな経験ありませんか？
実は、片付けができるようになるためには、一度きれいにすることよりも、“片付いた状態を保つ仕組み”を作ることのほうが大切なんです。
ここでは、ズボラな人でも続けやすい、習慣化のためのコツを5つお伝えします。
モノの定位置を決める
「どこに置くか」が決まっていないと、毎回迷ってしまい、そのまま放置…。
片付けを習慣にするには、まず「これはここ」と決めてしまうことが大切です。
特にリモコン、鍵、財布など日常的に使うものは、ワンアクションで置ける場所に固定しましょう。
「5分だけ片付け」ルールを作る
「今日は疲れてるし無理…」という日でも、「5分だけ」と決めれば取り組みやすくなります。
キッチン、テーブルの上、床に落ちたものを拾うだけなど、短時間でできる範囲を決めると気が楽になります。
意外と「始めたら15分やってた」なんてこともあるので、ハードルを下げるのがコツです。
ゴミ・不要品は「とりあえずBOX」へ
「これはゴミ？まだ使う？」と悩む時間も片付けの妨げになります。
そんなときは、“とりあえずBOX”を作って、保留アイテムを一時避難させましょう。
1週間ごとに見直して、残すor処分を決めればOK。考える負担が減るだけで、片付けのスピードが上がります。
モノを増やさない買い物ルール
「片付けてもすぐ散らかる…」と感じる人は、モノが増えすぎている可能性も。
買う前に「これ、本当に必要？」と一呼吸おくことで、不要なものの購入を防げます。
「1つ買ったら1つ手放す」ルールを導入するのもおすすめです。
週1だけ“リセットタイム”を作る
毎日は無理でも、週に1回だけ30分間「部屋を整える時間」を確保しましょう。
お気に入りの音楽をかけながら、掃除＋片付けをする時間を習慣にすることで、気持ちもすっきりします。
スケジュールに組み込んで“自分との約束”にすると、継続しやすくなります。
実際に取り入れてよかったアイテム・工夫
片付けや整理整頓が上手な人ほど、うまくアイテムやツールを活用しています。
とはいえ、高価なものや複雑な収納術を使う必要はありません。
身近なお店で手に入るアイテムや、ちょっとした工夫で片付けのハードルはぐっと下がります。
このセクションでは、実際に効果を感じた工夫やアイデアを具体的にご紹介します。
収納ボックスやラベルの活用
収納ボックスは「ごちゃつき防止」に効果的。
さらにラベルを貼ることで、「どこに何があるか」が一目でわかり、探し物の時間も減ります。
100均やニトリなど、プチプラでも十分役立つアイテムが揃っています。
目につく場所だけでもキレイに保つ
部屋全体を一度に整えるのは大変でも、目に入りやすい場所だけでも整っていると、気持ちが落ち着きます。
たとえば玄関、リビングのテーブルの上、キッチンのシンク周りなど。
「見える場所だけきれいにする」だけでも、部屋全体の印象が変わります。
SNSで「片付け垢」を見るとモチベUP
片付けが得意な人のSNSアカウントをチェックするのもおすすめです。
ビフォーアフター写真や収納術を見ていると、「やってみようかな」という気持ちが湧いてきます。
InstagramやPinterestで「片付け」「一人暮らし収納」などのタグで検索してみてください。
まとめ｜苦手な人こそ、自分に合った片付けを
片付けが苦手でも、ズボラでも、一人暮らしの部屋は整います。
大事なのは「自分に合った方法を見つけること」。他人と比べる必要はありません。
無理に完璧を目指すより、小さな成功体験を積み重ねていくことが、部屋も気持ちも整える近道になります。
「きれいにすること」ではなく、「快適に過ごせる空間をつくること」が本来の目的です。
ズボラでも続けられる工夫を取り入れて、あなたらしいリラックス空間を手に入れてくださいね。